
ヤーコン(Smallanthus sonchifolius)は、クロロゲン酸などのポリフェノールに加え、フラクトオリゴ糖(FOS)を豊富に含む注目の機能性作物です。
2018年に発表されたMDPI『Foods』掲載の論文では、ヤーコン由来の植物化学成分と“ニュートリゲノミクス”(栄養遺伝子学)的な機能性が整理され、腸内環境改善や抗酸化作用、さらには免疫調整や代謝改善の可能性が示されました。
本記事ではその内容を整理し、ヤーコン茶や製品開発に活かすための実践的な知見をお届けします。
■ 論文情報とリンク
- 論文タイトル:Phytochemical Properties and Nutrigenomic Implications of Yacon as a Potential Source of Prebiotic: Current Evidence and Future Directions
- 著者:Yang Cao, Zheng Feei Ma, Hongxia Zhang, Bing Wang
- 掲載誌:Foods(MDPI)
- 巻号/年:Vol. 7, No. 4, 2018
- URL:👉 https://www.mdpi.com/2304-8158/7/4/59
この研究では、フラクトオリゴ糖(FOS)やポリフェノールといったヤーコンの植物由来成分が、腸内細菌のバランスを整えるプレバイオティクスとして働くだけでなく、免疫や代謝に関わる遺伝子の働きにも影響を及ぼす可能性があると報告されています。
■ 研究はどう行われたか。

- 選定基準
- 1990 年〜2018 年に発表された 動物実験・ヒト臨床・培養試験 を一次資料として採用。
- ヤーコン根・葉由来成分(FOS/イヌリン/ポリフェノール類)を扱う試験に限定。
- データ抽出・比較
- 各論文の対象・投与量・期間・アウトカム(腸内細菌叢・炎症マーカー・血糖・脂質など)を表形式で整理し、エビデンスレベルを評価。
ポイント:検索式・除外理由まで明示されているため、再現性と透明性の高いレビューになっています。
■ 抽出されたエビデンス例
モデル/試験 | 投与条件 | 主なアウトカム |
---|---|---|
STZ誘導糖尿病ラット | ヤーコン茶 2 % 経口 4 週 | 空腹時血糖・HOMA-IR 改善、肝臓脂質低下 |
正常マウス | FOS 10 % 飼料 8 週 | ビフィズス菌↑、短鎖脂肪酸(酪酸)↑、炎症性 IL-6 ↓ |
ヒト健常者(クロスオーバー) | ヤーコンシロップ 0.29 gFOS/kg/日 14 日 | 排便回数↑・腸内 pH 低下・腸内環境スコア改善 |
Caco-2 細胞 | クロロゲン酸 10–50 µM | 抗酸化遺伝子(Nrf2 系)活性化、炎症マーカー抑制 |
要約:ヤーコン由来 FOS は 善玉菌増殖 → 短鎖脂肪酸産生 → 腸管バリア強化 を促進。ポリフェノールは 抗酸化・抗炎症シグナル を介して代謝をサポートすることが示唆されました。
■ 成分に注目

Q.ヤーコンにはどんな機能性があるの?
A.ヤーコンに含まれる代表的な機能性成分は以下の通りです。
- フラクトオリゴ糖(FOS)
消化酵素では分解されず、腸内の善玉菌のエサとして働くプレバイオティクス。 - ポリフェノール(クロロゲン酸、フェルラ酸など)
抗酸化作用があり、生活習慣病や老化予防に役立つとされます。 - 食物繊維やミネラル成分
腸内環境の改善や整腸作用に寄与します。
これらの成分は互いに補い合いながら、腸から始まる全身の健康維持に関与すると考えられています。
■ 論文が示す、ヤーコンの“もう一歩先”の働き

この論文で特に興味深いのは、ヤーコンの成分が腸内細菌を通じて、遺伝子の働きに影響を与える可能性があると述べられている点です。
FOSがビフィズス菌などの善玉菌を活性化することで短鎖脂肪酸(酪酸など)が生成され、
それが腸内環境を改善し、炎症の抑制や免疫調整、代謝の正常化に貢献するという仕組みです。
つまり、ヤーコンは「腸活」だけでなく、「からだ全体のバランスを整える」食材としてのポテンシャルを秘めているのです。
■ ヤーコン茶として摂るなら?
ヤーコンの成分を効率よく摂るには、毎日の習慣として取り入れやすい「ヤーコン茶」がおすすめです。
- お茶として煮出すことで、FOSやポリフェノールがしっかり抽出されます
- 糖分やカフェインを含まないため、年齢や時間帯を問わず飲めます
- ノンカロリーで満足感もあり、ダイエット中の方にも◎
■ おいしく淹れるポイント

茶葉3〜5gをティーポットに入れ、
熱湯400〜500mlを注いで5〜10分ほど蒸らすのが基本。
香りが立ち、やや琥珀色になれば飲み頃です。
💡 水出しではフラクトオリゴ糖やポリフェノールの抽出が弱まります。
抗酸化作用や腸内サポートを期待するなら、温かいお茶がおすすめです。
■ まとめ:腸内環境から、全身を整えるヤーコンの力
ヤーコン茶は、単にお腹にやさしいお茶ではありません。
今回紹介した研究では、腸内環境の改善から一歩進んで、からだ全体の代謝や免疫、遺伝子の働きにも関与する可能性が報告されました。
hamayaでは、こうした最新の研究成果も踏まえながら、より機能的でおいしいヤーコン茶を皆さまにお届けしています。
健康の土台を“腸”から整える一杯。
今日からの習慣に、ぜひ取り入れてみてください。
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ここまでお読みいただきありがとうございます。
もしヤーコン茶にご興味をお持ちいただけたなら、まずは一度、その香ばしさとすっきりとした飲み心地を体験してみてください。

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